こんにちは!地域連携課の横堀です!
訪問看護ステーション リハビタブルは、「地域医療の発展と進化に貢献する」、そして「健康に関するお困りごとを解決する」という大きなミッションを胸に、日々奮闘しています。
今回は、そんなリハビタブルを牽引する代表取締役、角田 亘(つのだ わたる)社長の経営哲学、そしてその根底にある熱い想いに迫るべく、特別インタビューを行いました。
皆様に、角田社長の人柄と、リハビタブルが大切にする社風を少しでも感じていただけたら幸いです!
経営の「土台」にある、人間味あふれる信念
横堀:まず、リハビタブルの経営の根っこにある考え方を教えていただけますか?
角田:私の経営哲学は「論語と算盤を両立させる」という言葉に尽きます。これは渋沢栄一さんの思想で、道徳と経済活動を両立させるという意味です。数字だけ追いかけても、人として間違ったことをしては意味がない。逆に、どれだけ人のためになっても、会社が利益を出せなければ継続できません。その両方をきちんと成り立たせるのが経営者の役割だと考えています。
横堀:利益と人の幸せを同じくらい大切にされているんですね。
角田:はい。会社の「土台」は、会社・社員・お客様・社会、この4つが健全な関係を保つこと。どれか一つが欠ければ経営は崩れます。そして売上は会社にとって“血液”のようなもの。ゼロになれば失血死と同じです。社員やその家族の生活を守るためにも、健全な経営は絶対に必要です。これは数字の話に聞こえるかもしれませんが、実は人を守るための覚悟の話なんです。
バランスが生み出す、働く喜びと成長
横堀:経営の現場では、どんなバランスを意識しているのでしょうか?
角田:「0か100」ではなく、バランスです。売上・コスト・利益の数字面だけでなく、仕事・QOL(生活の質)・メンタルのバランスも重要視しています。極端なやり方は短期的には成果が出ても、必ずどこかに歪みが出ます。「過ぎたるはなお及ばざるが如し」という言葉の通り、やりすぎもやらなすぎも良くない。スタッフが無理なく、長く活躍できる環境を整えることが、結果的に良いサービス提供にもつながります。
横堀:求職者の方にとっては、安心できる考え方ですね。
角田:ありがとうございます。私たちは「チームで勝つ!」ことを大切にしています。個人の能力を競わせるのではなく、それぞれの長所を活かし、適材適所で力を発揮してもらう。多様性を尊重しながら、互いに支え合うことで、組織全体が強くなるんです。
ビジョン:「病気だけをみるのではなく、病気を理解し、人をみる」
横堀:リハビタブルのビジョンについて、あらためて教えてください。
角田:「病気だけをみるのではなく、病気を理解し、人をみる」。これは、医療・介護に携わるうえで最も大切にしている考え方です。
横堀:病気を“理解”する、というのはどういう意味でしょうか?
角田:症状や数値だけを診るのではなく、その人の生活背景、性格、価値観までを含めて理解するということです。たとえば同じ病気でも、家族構成や生活環境によって必要なサポートは変わります。単純に「こうすれば治る」という画一的な対応ではなく、その人がどう生きたいかを尊重する。そこから本当の意味でのケアが始まります。
横堀:単なる治療ではなく“人生”を支えていく姿勢ですね。
角田:そうです。だからこそ私たちは「楽しみを原動力に、感謝を情熱に変えて、ご利用者様にとって“ちょうど良い”を実現する医療・介護人を目指す」と掲げています。ここでいう“ちょうど良い”は、押し付けでも妥協でもありません。ご利用者様の気持ちにぴったり寄り添い、安心して生活できる状態を一緒につくるという意味です。
横堀:その“ちょうど良い”を探すために、スタッフにはどんな関わり方を求めていますか?
角田:観察力と対話力です。表情やしぐさから体調や気持ちの変化を察知し、会話を通して本音を引き出す。それをチームで共有して、全員でサポートにつなげていく。そうやって、ご利用者様一人ひとりの物語に寄り添える組織でありたいですね。
行動指針:「ホスピタリティ」と「成長」への信念
横堀:行動指針には印象的な言葉が並んでいますね。
角田:「テーマパークよりも人を楽しませる」「高級ホテルよりも高いホスピタリティを持つ」。これは、単に医療や介護を提供するだけでは足りないという想いから生まれたものです。医療現場はどうしても厳しさや緊張感がありますが、その中でも「来てくれてよかった」と心から思っていただきたい。だからスタッフ一人ひとりが、日常の中に笑顔や小さな感動を届けられる存在であってほしいんです。
横堀:高級ホテル以上のホスピタリティというのは、ハードルが高そうです。
角田:確かにそう聞こえますが、特別な演出や高価な設備が必要なわけではありません。たとえばご利用者様がふと「今日は天気がいいね」と言ったとき、近所の公園に綺麗な花が咲いていた様子をお伝えし、外出の機会をそっと促すような心配り。それが私たちのいう“高いホスピタリティ”です。お金ではなく、普段の関わりから気持ちと工夫で叶えられることがたくさんあります。
横堀:その精神はスタッフ育成にもつながっていますか?
角田:ええ。「人の成長を信じ、自立を支援する」という行動指針は、社員に向けたメッセージでもあります。新しく入った方でも、信じて任せれば必ず力を発揮してくれます。経験の浅いスタッフが、ご利用者様から「あなたが来てくれると安心する」と言われたとき、その自信が次の成長につながる。そういう瞬間を増やすことに管理者や役職者がやりがいを感じており、チームを盛り上げてくれています。
横堀:最後の「三方よしで多くの喜びをつくる」というのも素敵ですね。
角田:近江商人の精神からきた言葉ですが、リハビタブルは「ご利用者様」「社員」「地域社会」の三方よしを目指しています。ご利用者様の喜びが社員のやりがいにつながり、その活動が地域を元気にする——そんな循環をつくりたいんです。これはビジネスの理想論ではなく、現場で実際に起きていることなんですよ。
未来を見据えた取り組みとメッセージ
横堀:2025年の重点方針についてもお聞かせください。
角田:今年は「DX推進」と「社会情勢や経済変動に耐える運営体制の構築」です。2024年は訪問リハビリの報酬単価が大幅にカットされ、全国で訪問看護ステーションの競争も激化しました。こうした中でも、社員が安心して働ける土台を整えることが最優先です。
横堀:訪問部門への期待もあるそうですね。
角田:はい。「求めるものを得るには、仕事・QOL・メンタルのバランスをとる」こと。社員が心身ともに健康で、充実した毎日を送ることが、質の高いサービスに直結します。だからこそ、その環境を会社として用意し続けたいと思っています。
社長の人柄が垣間見えるエピソード
横堀:最後に、社長の人柄が伝わるエピソードを教えてください。
角田:自分で言うのは恥ずかしいですね。年一回の事業方針説明会は就業後に行うのですが、社員は1日頑張って疲れているのがわかるので時間厳守とテンポを意識します。そのうえで「眠くなったら立ち上がってもいいし、ちょっと寝てもいいです。あっ、寝る前にはスクワットをしましょうね!」と声をかけます(笑)。結局寝かせないのかと突っ込まれますが(笑)。他には自分の失敗談を笑い話にして披露します。そうやって、社員がリラックスして意見を言える雰囲気を作ることを大切にしています。
横堀:数字にも人にも真剣でありながら、親しみやすい——まさに風通しの良い、チームワークを重んじる社風を体現していますね。
角田:ありがとうございます。こんなに褒めてもらえるとは(笑)。肩肘張らず、でもやるべきことはしっかりやる。それがうちの社風です。人を大切にする想いに共感してくれる方と一緒に、地域医療の未来、そして人々の笑顔を一緒に作っていきたいですね。
終わりに
このインタビューを通して、リハビタブルが単なる事業成長だけでなく、「人」を基盤とした経営を心から大切にしていることが伝わってきました。ご利用者様への深い愛情と情熱、そして働く仲間への揺るぎない信頼と成長への期待。これらが、リハビタブルの温かく、そして力強い社風を形作っているのだと強く感じました。
「病気を理解し、人をみる」という想いに共感し、人との繋がりを大切にしたい方にとって、リハビタブルはきっと「ちょうど良い」場所になるはずです。ぜひ私たちと一緒に、地域医療の未来を、そして何よりも人々の笑顔を創っていきませんか?
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