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訪問看護の『オンコール対応』は実際どう?頻度、手当、待機中の過ごし方を現役訪問看護師が解説

こんにちは、看護部門管理者の韮澤です!

今回は訪問看護師を目指す方々から多くご質問をいただくオンコール対応についてご説明します。

リハビタブルではオンコール対応者へのサポートを図りながら、成長に繋がる環境を整えています!

1. はじめに: 訪問看護への転職で最も多い不安を解消

「訪問看護に興味はあるけれど、緊急連絡の電話対応や状況に応じた緊急訪問が不安で…」

これは、訪問看護への転職を考える看護師さんから、最も多く聞かれる不安の声です。病院勤務とは異なり、自宅での待機となるため、「もしもの時」を考えるとドキドキしますよね。

リハビタブルでは、その不安を解消し、安心して訪問看護師としてキャリアをスタートできるよう、オンコール当番時の緊急時対応体制とサポート体制をオープンにしています。

今回は、リハビタブルの現役訪問看護師が、緊急連絡の電話対応や状況に応じたオンコール(緊急対応)の「リアル」を正直にお話しします

2. 訪問看護の緊急対応、何をするの?

勤務時間外に行うオンコールは、利用者様の急変や予期せぬトラブルに対応するため、当番制で受け持ちます。実際にやることは、大きく分けて2つです。

2.1  ステップ1: 緊急連絡の電話対応と状況判断

夜間や休日に利用者様やご家族、または訪問診療医から緊急連絡の電話が入ります。(1日0~2件程度)

まずは冷静に状況を聞き取り、電話でアドバイスをします。多くのケースは、この電話対応で解決します。具体的な確認事項は以下の通りです。

確認事項 内容
相談内容 何について困っているのか、具体的な状況
バイタルサイン・症状 バイタルサイン、現在の状態、具体的な症状の変化
指示書・電子カルテの確認 これまでの医療情報に基づき、電話での指示で利用者様自身やご家族で対応可能か

2.2 ステップ2: 状況に応じた緊急訪問・連携対応

電話でのアドバイスだけでは解決が難しい、または命に関わる緊急事態だと判断した場合、利用者様宅へ緊急訪問します。

緊急訪問時には、以下のような対応を行います。

  • 医師への報告・指示確認
  • 救急車の要請
  • 利用者様への処置やバイタル測定
  • ご家族への精神的なサポート

緊急対応で最も大切なのは、「一人で抱え込まないこと」です。リハビタブルでは、緊急時の判断に迷った際にすぐに相談できるバックアップ体制を整えています。

3. リハビタブルの緊急対応実態 Q&A

Q1. 緊急対応の担当頻度はどれくらいですか?

看護師一人当たり平均して月に『4~6回』程度の担当となることが多いです。(※看護師の人数や利用者様の状況により変動します)
負担が特定のスタッフに集中しないよう、毎月のローテーションを公平に組み、ワークライフバランスも大切にしています。

Q2. オンコール手当や緊急訪問時の報酬はどれくらいですか?

オンコール対応者には大きく二つ+αの報酬がつきます。

報酬の種類 詳細
オンコール手当 オンコール対応者に対し、1~2万円(自宅から事業所までの距離に応じた金額)がつきます。更には賞与原資計算にも影響し、オンコール非対応者と比べると賞与額が48万円ほど高くなります。
緊急訪問時の報酬 1件当たり訪問準備30分+訪問実務時間+記録や連絡30分の時間外手当が支給されます。

看護師の努力と貢献を正当に評価する給与体制であることをお約束します。

Q3. オンコール当番時の過ごし方は?

事業所に寝泊まりすることはなく、自宅で待機します。待機といっても業務拘束をされるわけではなく、近隣へ買い物に行くことも可能です。ただし、緊急訪問が必要になった際にすぐに利用者様宅へ向かえるよう、以下は気を付けています。

  • 飲酒は厳禁です。
  • 訪問エリア外への遠出はしません。
  • 緊急連絡にすぐ出られるよう、電話を常に携帯し、緊急訪問に備えられる状態でいます。

他の看護師からは、「家でゆっくりドラマを観たり、趣味の時間を過ごしたりしています。緊張感はありますが、翌日の仕事に備えてしっかり体を休めていますよ。」という声が聞かれます。

4. リハビタブルが誇る「安心のサポート体制」

経験豊富な看護師であっても、緊急対応は緊張を伴うものです。特に訪問看護の経験がない方にとっては、大きな不安を感じるかもしれません。リハビタブルでは、そのような不安を解消し、安心して緊急対応にあたれるよう、徹底したサポート体制を整えています。

4.1 🌟未経験でも安心!新人緊急対応研修

入職後すぐに緊急対応の担当となることはありません。リハビタブルでは、段階を踏んだ研修を通じて、自信を持ってオンコール対応ができるよう支援します。※入職から3カ月を目安にオンコール当番を担います。

  • 座学研修

    緊急時のマニュアルや主治医への連絡方法など、オンコール対応の基本知識をeラーニングも活用しながら体系的に学びます。

  • 同行研修

    先輩看護師が実際に緊急連絡を受け、状況判断や対応を行う現場に立ち会い、実践的な流れを肌で感じながら学びを深めます。

  • シミュレーション

    発生しやすい緊急ケースを想定したロールプレイングを繰り返し行い、実践的な対応力を養うことで、自信を持って担当に入れるよう準備します。

4.2 🌟常に頼れるバックアップ体制

リハビタブルでは、緊急対応者が一人で判断に悩むことがないよう、強固なバックアップ体制を構築しています。

サポート内容 詳細
相談体制 判断に迷うことがあれば、経験豊富な管理者や先輩看護師にすぐに相談できる体制が整っています。疑問や不安をその場で解消し、適切な判断を下すためのサポートを受けられます。
応援体制 電話での対応が困難な場合や、緊急訪問時に複数の視点や手が必要な場合は、複数の看護師による応援体制を構築しており、チームとして連携して対応にあたります。

「緊急時もチームで支え合う」ことこそが、リハビタブルのモットーです。利用者様の安全と、看護師の安心を守るために、全スタッフが協力し合っています。

5. まとめ: 緊急対応は「成長のチャンス」

緊急連絡の電話対応や緊急訪問は、確かに緊張を伴う業務です。しかし、利用者様の生活と命を守る専門職としての知識と判断力が試され、大きく成長できるチャンスでもあります。

リハビタブルは、手厚い研修と万全のサポート体制で、看護師が自信をもって緊急対応できる環境を提供します。

「利用者(患者)様ともっと深く関わりたい」「在宅医療のプロになりたい」という熱意があるなら、緊急対応を不安ではなく、ぜひやりがいに変えてみませんか?

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